(承前)アイドル戦国時代終了のお知らせ あるいは大阪 春の陣

AKB48怖ええ。
本当は少なくとも数日後に続けようかと思ってたんだけど、物事の進み方が早いんで追記しておかないと追いつきませんな。
言っときますが、これは修正とか訂正ではなくて、あくまで追記です。でも早く追記しておかないと誤解する人もいるかもしれないから。


前々回書いたように去年まではAKBは全アーティストの中で12番ぐらいだった。これは確か。
でも、というか、だからこそ、今年になって更に売れているわけです。

これは定型的な「売れているという話を聞いた人が買って売れる」というパターンなんですが、
それにしても、実質的には去年12位ぐらい(というか推定を込めれば、それ以下)の人気だったので、まだ買ってない人が沢山いたわけです。
大体、「トイレの神様」とは違って50代以上はそうそうAKBを買うってことはないですから、比較的若い層で数万とかいう単位が更に、年末年始で動員されてしまっているんですね。
CDショップも売れるものがないから、いきものがかりと「トイレの神様」とAKB関連を一番目立つところに置いとこうという感じですし。
今回、「政治」というカテゴリをつけましたけど、まあ、そういうことです。


それにしても、はてなの人たちPerfume好きすぎ。キーワード辿ってくる人多すぎ。ということで今回も名前出しちゃいましたよ。
そりゃ私も大好きだし、クオリティ的に世界で勝負できるのはPerfumeぐらいだと思ってますけどね。


これからAKB連合による専制的な恐怖政治が始まる気配です。
とにかくAKBというのは前にも書いたようにスクールメイツレベルのチアリーダー的パフォーマンスが現在の基本です。
だからこそ、逆に出来ることは、まだまだ沢山ある。ウーパールーパーが化けてしまうこともありえないことではない。

ソロの本格的展開は板野で始まりますが、これは、それほど成功しないかもしれない。でも、やりようによっては上手く行く目もあります。

生歌のパフォーマンスも出来ないことでは実はないんですね。
ノースリーブスの3人はそれなりに歌えるし(というか小嶋陽菜はかなり歌えます)、前田敦子も音程に難は多少あるけど、声は前にでます。
板野とか篠田とか大島を脇に置いて、他に数人、歌える面子を揃えれば何とかはなります。
ソロでも歌うまいメンバーをピックアップして、しっとりした良い曲を歌わせる、おニャン子で言えば河合その子パターンもできる。

アイドルバンド的なことも昨日紹介した山本彩を中心にすれば出来る。
もっと踊りに特化したPerfume的なことも松井珠理奈を中心にすれば出来る。
色っぽい路線はSDNがいるし。

逆に、こういう目新しい展開をしてこない方が怖くありません。今年いっぱいでみんな飽きが来るでしょう。


ということで、春を待たずにアイドル戦国時代終了の気配ですが、とりあえず最後の戦いはあるので、楽しみましょう。
今回は緊急だったので、いつもと違った雑な文体でお送りしました。まだ続きます。



(1/15追記)
ちょっと私の方がもろもろ「リハビリ中」で対応しきれない部分があるので、コメントを凍結させていただきました。
この手の話題だと色々とコメントされたいかたも多いようですし。
「情報」については多謝です。
またトラックバックは閉じてませんので、それでの反応は大歓迎です。


補足させていただくと、コメントに書いたようにAKBに限らず売上の操作というのは確実に行われていて、私も10年ちょっと前まではCDの流通に関わっていていたんで、その一端は知ってます。avexが自社流通に切り替わる時期なので、その後、また更に大きな変化があったと思いますが。
実際、あゆの1stアルバムとか「売りました」。


ただし、そのような操作を過剰に考えすぎるのはどうかな、と思います。
たとえばショップでの「面陳」と書いてしまってますけど、実際はAKBはコーナーが出来てます。「面陳」は大手2社というか今は1社かな、でしたら、ショップに「お願いすれば」ポっと出の新人でもしてもらうことは簡単ですけど、コーナーを作るとなると、ショップ側も実売の裏づけがなければ、なかなかしないでしょう。


「その実売が操作されてるんだよ!」という循環論法もあるわけですけど、これだけ配信などセルCD以外のルート増えてくると、そこに割く人件費というものがあるわけで、情報セキュリティの問題を考えれば、アルバイトなどの忠誠心のない人員を使った、あからさまな操作はできませんから、かなりコストが高くなります。

そういう操作よりも、広告代理店の新戦略に基づく、普通のCMとかじゃない「新しい広告」によるハイプで、一般層を動員する方法というのが考えるべき現状かなと、ここでは一般論として書いておきます。