アイドル戦国時代終了のお知らせ(あるいは大阪 春の陣)

「アイドル戦国時代」でマジ萎えた。というような意見や「群雄割拠の「アイドル戦国時代」の到来」と盛り上げる声と両論半ばするところではありますが、戦いは既に終わりを迎えつつあるように私には思われます。
実際のところ本当の戦国時代は「帝国」と言っても良いぐらい、幅広い年齢層の人気を獲得していた、ハロプロの勢いが2007年ごろ完全に沈静化してしまった時から始まっていたと考えた方が良いのではないでしょうか。


宗像明将氏のいうようにライブアイドルのシーンは確かに重要であったと思います。PerfumeにしてもAKB48にしても出発点は(多少蔑称的に)地下アイドルとも言われる現場に近いところにありました。
しかしPerfumeAKB48もメジャーな事務所とレコード会社に所属するグループです。トータルな「作品」としてのクオリティはメジャーな資本に支えられていることは間違いありません。


特にAKBの場合、複数の芸能事務所による連合軍のような様相を呈しています。
また2008年には名古屋に技術輸出してSKE48を結成、トランス=ローカル(超地域)な展開をし、今年には大阪でNMB48を始動しました。


この大阪での展開は非常に興味深いところがあります。
何故なら大阪は一部で「アイドル不毛の地」と呼ばれている地域であり、ハロプロはある意味、その地で一定の成功をおさめた稀有な例とも言えると思うからです。
それは、もちろんプロデューサーのつんく♂が大阪出身であることもありますが、所属事務所のUFA自体が、かつての関西フォークシーンと強いつながりもあります。
モーニング娘。についても初代リーダーの中澤裕子は出身は京都ですが、大阪でOLをしていた経験をもっています。
他の近畿地方出身者では加護亜依(奈良)、現在でも光井愛佳(滋賀)がモー娘。に在籍中です。
特にファンからも合格に疑問の声が未だ絶えない光井の加入は関西出身者を欲しかったというだけだったのでは…と邪推してしまうほどです。
ハロプロ全体では大阪パフォーマンスドール出身の稲葉貴子T&Cボンバーに在籍していました(現在は事務所のスタッフに転職しているそうです)。
その稲葉が在籍していたOPDは吉本興業によるマネージメントのグループでした。
というか他にも吉本はポピンズとか、相当数のアイドルをデビューさせてるんですけどね、全部、失敗。
そして、また吉本は今回、NMB48の企画に参加しています。

それから、ハロプロ関西SI☆NAの一員として活動していた中山菜々が脱退して、山田菜々と改名してNMBに加入してたりという因縁もあり。


そういう歴史から言って、NMBの成否はかなり意味があると思います。
おそらく2月のAKBの新譜にはNMBからの参加があるのでは。
かつて「大声ダイヤモンド」でSKE松井珠理奈を大抜擢したような感じで1人だと山本彩かなあ。
AKB新譜は「桜ソング」でしょうから、多分、篠田麻里子が卒業して、山本彩が入学するようなサプライズ演出なんじゃないかと妄想。
そんなことで山本彩をウェブで調べてたら、結構、凄いかもと思えるような、更なる妄想を掻き立てる情報が。

この項、続くかもしれません。

とりあえず山本彩がちょと凄いかもしれない動画集(そのうち削除されるでしょうが)。