フリースタイル18(ドロシー初ホールワンマン)

 ドロシーリトルハッピーの初ホールワンマン@Mt.RAINIER HALL (『アイドル横丁座!!』 〜3月公演)を観て来た感想から。
 今回は2階というか3階と言っても良い最後列の方だったんですが視界はかなり良好。ただし音響は若干、難アリで、特に「Happy Days」収録曲はマスタリングが今ひとつなんで、ちょっと厳しかったです、という前提で。
 1時間ちょっとのステージで、「冬の桜」も「Life Goes On」も無く、つまり坂本サトル楽曲と、それ以外の比率が同じぐらい、と言うところは、とりあえず「個人的な好み」ということにしますが、結構、不満の残るところ。ただし未CD化の最新曲2曲のうち「Over There」は、良かった(和田耕平氏の楽曲らしい)。
 おそらく坂本サトル氏が曲を量産するタイプじゃないのか、はたまた、制作者サイド(この場合はステップワンというより「Happy Day」のエグゼクティブ・プロデュースのGIP)の意向での楽曲なのか、憶測するしかないところですが、いずれにしても、良い曲を選んで、彼女たちに歌わせてあげて欲しいなあ、というのが率直なところです。
 もちろん色んな人たちが感想として言っているように「安定して楽しい」という水準はクリアしてるんですが、まだまだ安定して良い段階にあるのか?…というところは彼女たちも判ってることだと思うので、まあ、そんなに心配することでもないんでしょうが。また、まだまだ二階席まであるホールでのパフォーマンスというところでは、意識がホールの奥(つまり俺のところだよ)まで行っていない場面も多くて、不慣れなところも感じられましたが、そういう点は全然、改善してくると思うので、これも心配はしてません。
 やっぱり問題は楽曲だなあ(笑)


 さてさて、ドロシーが東京に来てる間に、りんご娘が仙台に行ってたようで、更にテクプリのメンバーYUKINOさんが、そのステージ観覧なんて素敵なことが今日あったみたいです。
 ちょっとドロシーも巻き込まれつつあるメディア上の「ローカルアイドル・ブーム」(括弧つきですよ!)が、TVも乗り出してきて本格化しそうな気配ですが、まだまた、従来の「ご当地感」というアングルになってしまったりして、結局、「新奇なもの」として捉えているところが大きいかなあ。今回の「ローカルからのアイドル発信のムーブメント」は楽曲と演者のレベルがメジャーとの段違いの差がないところまで来たことによるのが伝えきれてないのが、まあTVだなあ、というところ。
 ローカルアイドル結成ブーム自体は、以前も一度起こっているもので、適当に消費されてしまったわけですが、その中で生き残ったのがNegicco
 それから、りんご娘なんですが…どうにも各方面、りんご娘の扱いが小さくはないですか?
 確かに個人的にも、ご当地アイドルとしての「りんご娘」というプロダクトについては評価する点しない点、両方あるんですが、何よりヴォーカルグループとしての実力は本物でしょう。それから、あんまり個人のことにフォーカスし過ぎることはしないようにしてるんですが…やっぱりジョナゴールドというタレントに何で、もっと注目が集まらないのか。まあ、結局は「売れる売れない」とか、そういう考えしか今のメディアが持ってないということなんでしょうかね。アイドルって「育てて」なんぼだと思うんですけどね。