「戦国時代」を超えて「アイドル多様性」を擁護する

　さてさて、お待たせしました。期待の大型新人、吉川友を推しますよー。今回は第一回目。

　彼女の「生主演」映画『きっかけはＹＯＵ！』について「進行中の批評」をしちゃおうかな、なんていうのも思いましたが、今週末は名古屋、来週末は大阪で公開（公演？）があるので、詳しくは、また後日と言うことで、お勧めポイントだけ。
　先日終了した東京公演は特典付きでも3700円だったので、若干、高かったんですけど…名古屋大阪は3000円なんで、もう吉川友に興味のある人は行った方が絶対に良いです。この機会は逃せません。再演は、ほぼ絶対にないでしょうから。
　ただ映画の演出自体には、過度に期待しないで行きましょう。
　でも、吉川友は美人さんだし、かなり演技も素質があります。もちろん歌と踊りもミニライブで楽しめますよ。それなのにＭＣは超絶天然で常にギリギリアウトの破壊力。
　公演情報は公式サイトで。

　実はこの映画に特別出演もしている、ぱすぽ☆が震災の影響で発売が遅れたのを逆に活かしてＧＷ中に大キャンペーンを打ってオリコン１位を獲得したのに対して、吉川はかなり強力なリリースが多い発売週に当たってしまって不利な状況ですが、何とか１０位には入って欲しいです。みんなで応援しましょう。デビュー曲にして映画主題歌「きっかけはＹＯＵ！」も発売中。

　さて、ぱすぽ☆ですが「アイドル戦国時代」をレポートすると称してる「ＢＵＢＫＡ」等も全く予想できない事態になっていて、またまたジャーナリズムへの信頼が大きく揺らいじゃったりするところ。それもこれも現在のアイドルを取り巻く多様な環境を注視してないということに起因するものかなと思います。
　何やら先日、某アイドル関連のＵＳＴで「脱原発、脱ＡＫＢ」なんていう面白い発言が飛び出したようですが、「反＝アンチ」ではないにしても、「脱」というのも、私が支持したい「こっちの方がアリなんじゃないの？」という意味でのオルタナティブという観点とは違うかなと感じます。
　それよりも「再生可能エネルギー、再生可能アイドル推進！！」という肯定的なメッセージの方が好ましいです。アイドルの使い捨てはやめましょうよ。
　ＡＫＢも今後どれだけ一人立ちして活動していけるメンバーを輩出していけるのか？卒業者で、ちょっと特殊な芸能で大活躍している人がいますが…。

　正直、吉川友という人材も、これまでハロプロで十分に活躍させてもらえていなかったんですが、研修生（ハロプロエッグ）としての公演や久住小春を中心とするユニットMilky Wayでの活動があったからこそ、ソロデビュー出来るまで鍛え上げられたのだと思います。
　アイドルという芸能形態は正直、若さの切り売りという側面もありましたが、これからの日本のショウビズは、もっと息長く活躍できる人材を育てる方向に進んでいって欲しいものです。
　それには若い才能が多様に活躍できる環境が望ましいのは言うまでもないでしょう。
もちろん競争はあっても、多様性を生むの単純な弱肉強食の潰しあいではないはずです。
　生物多様性とともにアイドルの多様性を守って行きたいものです。

　さて次回は「ハロプロからちょこっと離れて〜アップフロントの新戦略（仮）」と題して、またまた吉川友などについて語る予定。