ハロプロから「ちょこっと」離れて〜アップフロントの新戦略(仮)

 さてさて吉川友推し第二回!!というか「Hello! Goodbye Part.1」「Part.2」の続きでもありますです。
 ともかく吉川友を良いと思われた方は是非、デビューシングルご購入を。
 実はカップリング曲が、かなり良いですよ。


 さて、以前のエントリーを書いていた時には、まだはっきりしていなかったんですが、ここに来て明らかにHello! ProjectのRestructuringが始まってます。
 それは吉川友をはじめハロプロエッグの人材が続々と「研修期間を終了」して、次のステージに進んでいることです。吉川とともにMilkyWayで活動してた北原沙弥香も「イナズマイレブン GO」への出演とエンディング・テーマ歌唱で声優アイドル的な活動を始めています。二人ともハロプロつんく♂プロデュースではないプロジェストで活動を開始したわけです。


 エッグ出身では真野恵里菜が当初は、ハロプロでありながら、つんくPとは一線画した製作体制で進んでいて作曲もKANが担当していたのですが、当初より、たいせーが編曲担当で、つんく♂を含むシャ乱Q人脈へ徐々に作曲陣がシフトしていってしまって独自色が薄まってしまいました。それが原因と言えるかは別にして売上も下降を始めてしまっています。
 その後のエッグ組ではスマイレージが完全つんく♂製作でデビューし、こちらは楽曲的にも良いものが最近のつんく♂では多いのですが、レコ大新人賞効果でTV等での露出が増えている割には、次のステージになかなか進んでいけていないところ。
 このへんのスマイレージの現状を「停滞」と評価する「BUBKA」へ掟ポルシェ氏らがtwitter上で異議申し立てするという事件が先日ありました。ということで次号の「BUBKA」では「ハロプロ擁護」の言説が掲載されるものと思われますが、先制して筆者としては釘を刺しておきたいと思います。


 最近の「BUBKA」が、ももいろクローバーにフォーカスを当てることで多様な状況を注視できていないというのは前回も書いたように私も感じるところですが、それとハロプロつんく♂P製作の評価が単純に対比されることは大いに疑問です。
 つんく♂製作のスマイレージ楽曲に、今ひとつな部分があるために、例えば私のように一定の興味をハロプロに持っているにも関わらず購入に至っていない人も多いのでは、と思われるからです。
 どう考えても近年のハロプロは楽曲の質が下がっているというのに支持し続けている古参ハロヲタの人たちの評価じゃ、どうにも完全には信用できない部分があるなあ、というのが正直なところ、じゃないですか?

 それよりもハロプロの「解体」に近いようなかたちでアップフロントとユニバーサルJが共同製作する吉川友のソロデビュープロジェクトの方が数倍も興味深いというのに。ユニバーサルという点では、ぱすぽ☆に線を引けたはずですし。

 加えて、吉川、北原と以外のエッグ研修終了組を集めたグループ、アップフロントガールズ(仮)の活動も注目です。先日、ハロプロのコンサートでもシャッフルユニット「あぁ」の第2期メンバーとしてフィーチャーされていた有力な人材、佐保明梨の加入も決り、メンバーも充実してきたところ。


 おそらくは吉川、北原と同じくソロあるいはグループとして外部製作陣との共同制作でデビューされるためにプロモーション的に結成された仮グループなんだろうと推測されます。

 ただ、このアップフロントの新戦略も、まだハロプロと完全に分離しきれていないところはあります。特にファン層に、やっぱり古参のハロプロファンが多すぎる現状なんですよね。
 とりあえず吉川友のデビューが成功すれば、アップフロントガールズ(仮)にも新しい展開が期待できるかとも思えるので、何はともあれ吉川友に応援を宜しくお願いします。