9nine to 5five

 ちょっと前回の内容について書いた後、9nineの分は後日に回せば良かったなあ、否定的なことばかりになってしまったような、と思ったりしてました。タイトルも前回はかなり悩んで南波志帆寄りのものになったんですが、次の日に、彼女らにピッタリのもの(今回つけました)を思いついてるし。
 そんなこんなの間に、先日は、めざましライブに出演してましたが、その模様を伝える芸能ニュースでも、やっぱり川島海荷所属グループであるというアピールはなし。
 それからTokyo Idol Festivalへの参加も決まって「やっぱりアイドルなのかい!」という路線のグラグラもありつつ。

 それでも曲は良いものがあるし、もう少し工夫するだけで、もっと良いグループになりそうな予感もありです。
  
 前回、推薦した「too blue」は、これも後日思い至ったんですが東京女子流とも併走する和製ガールズ・ソウルという感じですね。

 女子流の新曲「Limited addiction」スマイレージ「有頂天LOVE」が現在のアイドル(ガール)ポップの両極にあって、どちらも超絶素晴らしいんで、このへんはまた詳述したいんですけど(例えば、ももクロのアルバムは明らかにスマイレージの極に寄りつつ、もっとニューウェーブオルタナティブな方向に向かってるとか)、ここでは9nineに話を戻しましょう。

 結局、私自身が9nineのことを気に掛けてるのも、この曲が「SHINING☆STAR」のカップリングのガーリーハウス「困惑コンフューズ」が凄く良かったせい。

 ちょっとメインヴォーカルが判らないんですが、最年少14才の村田寛奈と海荷の声の比重が多いような推測が。この2人が、かなり幼いイメージなので無理にハードな楽曲に路線をあわせるのはミスマッチ感が大きいんですよね。その点、この曲はスンナリ腑に落ちて心地よく聴けます。

 もう1曲、こちらは「Cross Road」のカップリングのエレクトロなポップチューン。ちょっとジョー・ジャクソンの"Steppin Out"を想起させるシーケンスフレーズが微妙にスムース。


 自己啓発的アニソン・ポップは、確かにタイアップが売上に貢献するのは判るんですが、もう良いので、こういう路線(まあ「Perfumeじゃん」って言われると否定できなんですが)で数曲続けてもらって決定打(ヒット)が欲しいなあ。