みんなつんく♂が好きだった〜ある「元・心情ハロヲタ」の告白〜

 MX系の深夜番組「つんつべ」が、ちょっと面白い。いや結構、面白い。
 ま、とりあえず単純に「つんつべ面白い」だけで良いか。

 とりあえず公式にアップされている最新回。

 話が長くなるんで細かく書きはしませんが、つんく♂氏の最近の製作楽曲については厳しいこともここで書いてきました私も「心情左翼」みたいな意味で元は「心情ハロヲタ」だったんですよ。ヒャダインこと前山田健一氏が「ハロプロの在宅信者だった」という言い方してて、なるほど、そうだよなあ、という感じ。
 とにかくモーニング娘。はベストアルバムをダブル・ミリオン売る存在だったわけで、正直言って、まだまだ今のAKBも全然、超えられてないぐらいの存在でした。それから業界にファンが多かったし、今も多い。それこそAKBの今回の総選挙で躍進した柏木由紀さんと指原莉乃さんはガチのハロヲタで柏木さんは娘。のオーディションの落選組だというのは有名な話。つまりハロプロの強さを証明したかたち…と言ってしまうぐらい、私も未だ心情ハロヲタではあろうかと。
 それからNegiccoの楽曲制作で知られるconnie氏は元ハロヲタNegiccoと契約したタワーレコードの現社長は今もガチという…ハロヲタ・ファミリーツリーとか欲しい!


 そんなこんなで、久しぶりに「つんつべ」でガッツリTVに出演してるつんく♂氏を観ていたら、やっぱり芸能IQの高さに感心してしまいました。彼のことは面白いとは私も思ってるんですよ。才能も絶対あるし。
 でも基本的に芸人なんですよ。彼をプロデュースする人が必要だと思うんですね。
 かつては敏腕マネージャーの和田薫氏らがサポートしてたからこそ、あそこまで行ったんだ、というのは今になっては判ってるんじゃないでしょうか。
 似非関西人的に言えば本当に「おもろいあんちゃんやな」という感じで、初めてシャ乱Qが「HEY!HEY!HEY!」に出演したときに、浜ちゃんにどつかれてガッツポーズしてた「あんちゃん」の姿が今でも目に浮かぶんですよね。
 ああやってツッコミ入れられてナンボの存在だったはずなんですよ、つんく♂さんって。まず「グループ名がモーニング娘。って!」、そういう話でしょ。
 でも、あれだけ大きなヒットを飛ばしてしまうと世の中ってやつぁ、やれ「先生」だ、やれ「大プロデューサー」だと持ち上げてしまうんですよね。ご本人は結構、謙虚さは維持してると思うんですけど、それでもやっぱり多少は驕ってしまってた部分はあるのは無理ないです。


 一番はNICE GIRL プロジェクト!ってやつですよね。ハロプロがあるのに何で、そっちまで手を伸ばしたのかという。
 多分、本当の意味でのプロデューサーになりたかったんだろうな、と思います。あくまでもハロプロでの彼は「雇われプロデューサー」なんですよね。独立して「社長さん」になりたいのは、まあ判ります。

 2008年には娘。のオリジナル楽曲が1枚しかないのが異常。いや「リゾナント ブルー」は名曲ですけどね。

 他のBerryz工房℃-uteについても、この年は楽曲が少ない。完全にNGPに比重がかかってる感があります。その間、ハロプロの方はアニメ関連のサイドプロジェクトの方が盛んで、そのあたりのことは以前書きました。彼としても娘。を始めて10年で区切りがついてしまった部分はあったのかも。前年の後藤や加護の離脱もありましたし。
 でも一番大事な楽曲が…あれですよチェーン店いっぱい出しすぎて味が落ちちゃった、飲食店みたいなもんですよ。
 それでも最近のハロプロの曲、かなり良くなってきてますというのを長くなったので、また次回。それにしても、こんなに良い曲が揃ったのって、いつ以来だろう(涙)。