ごめんね、つんく♂

 本当ごめん。こんなに良い曲が揃ったのって、いつ以来だろう。
 でも「LOVEマシーン」、「ちょこっとLOVE」の後も「恋のダンスサイト」と「ハッピーサマーウェディング」と(そりゃ、あの時だったから売れたけど)今ひとつの曲が続いたケースもありますから、基本は厳しく注視してきます!それが大事!


 Berryz工房の「ああ、夜が明ける」は、若干、サビがありきたりの歌謡曲メロディに寄ってしまっているのが残念ですが、まずスマイレージ「有頂天LOVE」が素晴らしい。これだけバカな感じの和ユーロで「逆にロックやで」な感動を与えられるのは凄いと言うしかないなと素直に思いました。個人的には同傾向の「浮気なハニーパイ」は明らかに失敗だったと思うんですけどね。多分、美勇伝にはないグループのキャラクタと曲調との間のギャップがあるからスマイレージの方は魅力的なんでしょうね。


 明らかに、あやまんJAPANとオリラジ藤森の「チャラい」感じが流行って来ているのを感じ取ってのコンセプトだと思うんですけど、℃-uteの「世界一HAPPYな女の子」もPVを含めて傑作だと思います。

 何故か動画の埋め込みが出来ないので、こちらのリンクから、どうぞ。

 曲調的にはロックタイプなんですけど、それをポップな仕上がりにしていて素敵すぎ。ちょっと、このクオリティは他では出せないなあ。ハロプロの歴史上でも、ちょっと突出してしまった感あり。


 モーニング娘。の「この地球の平和を本気で願ってるんだよ!」も高橋愛さんの卒業と合わせてヒサブリに世間的にも「スマッシュヒット」してます。最後のフレーズが「Love&Peace」なのが若干ありきたりなのが残念ですが、平田祥一郎氏のアレンジも秀逸なハロプロの伝統芸的歌謡ソウルで、かなり良いです。
 個人的には、それ以上に「彼と一緒にお店がしたい!」が、最近の娘。楽曲にはなかった曇りの無い陽気さを持っていて、今後の娘。にかなり期待を持たせる出来。
 メドレーで2曲続けて、どうぞー!
 


 さて再びスマイレージ。来週9月28日発売の新譜「タチアガール」もチェックしておきましょう。

 小川紗季さんの脱退によって厳しい状況にある彼女たちですが、それを真正面からテーマにした曲になってます。
 正直、若干、出来としては弱い。小川さんの歌唱が抜けた穴はかなり大きいところもある。ただ、ちょっと前のスマイレージの曲だと安易な「イェーーーイ!」という掛け声が散見されたりしていたんですが、その点は「フワフワ」等、変化をつけて来てます。相当、つんく♂氏のヴォーカルアレンジも木目の細かい工夫をこらしたものになっているのがわかるところ。そして、ここでも平田氏のアレンジが秀逸いい仕事。

 
 正直、モーニング娘。自体が敗者復活組みで、更にデビュー後も鈴木あみ(当時)にコテンパンにやられながら巻き返したグループ。それを母体とするハロプロに2度あることは3度ある!…かも。
 さて本当の勝負はこれから。
 11月はBerryzと℃-ute(通称ベリキュー)の合同シングル「甘酸っぱい春にサクラサク」、そして通称「モベキマス」というハロプロ全体のシングル「ブスにならない哲学」で、各ユニットの曲数は押さえつつチャートに挑んで来るところ。
 正直、楽曲の一部をチェックした限りではモベキマスは期待してないのですが…ベリキューは面白くなる予感あり。こちらのベリキュー出演映画の主題歌ですが、主演からすると熊井さんと鈴木さんの2トップ来るかも!
 その映画の予告編。Jホラーの産みの親の一人でもある鶴田法男監督作品で、これも期待大。