ひめキュンも知らないなんて、とんだ世間知らずの坊っちゃんだね!

 ちょっと声を荒げてしまって済みません。
LinQの「ハジメマシテ」の全国流通はHMVオンラインが10月5日から始めるということだから、まだ取り上げるのは先で良いかな…」と思ってハロプロにかかずりあってたら、しず風と一緒にTパレット・レコードと契約しちゃったもんで、つい。
 それにしてもタワレコのガチヲタ社長さんは二歩も三歩も前を行ってるなあ(尊敬のまなざし)。


 とは言え、基本的にこの2組は、まだCDを十分に全国流通できてなかったので、このような契約に至ったわけで。例えば8月のTokyo Idol Festivalに出演以降、人気が急上昇中のドロシーリトルハッピーのように仙台を拠点にしながら、メジャーレーベルであるavexと契約してるようなグループも既に出てきています。
 このようなグループは今までのご当地アイドルとかローカルアイドルとは違っていて、私はグローカル・アイドル(日本語で言えば「超地方級アイドル」かな)と呼ぶべきなんじゃないかなと思ってます。
 このあたりのことは、また詳しく考えたいと思いますが、その先駆けは明らかにNegicco。彼女らが何とか「ヌキ天」優勝でメジャーでないながらも、全国流通盤を発売でき、更に良い条件でTパレットと契約したことで、完全に風穴を開けたなあ、なんて思います。


 ところで仙台と言えば、同じくTIFに出演したテクプリも「超地方級」の楽曲を持つグループ。ソウル色の強いドロシーとは異なり初期Perfumecapsule的なテクノポップが特徴で、楽曲的な評価はTIF周辺でも非常に高いものがありました。
 CDは全国流通してませんが、iTSやamazonでmp3が配信されてます(Negiccoも「GET IT ON!」直前の重要曲は配信されてますから、当然、もう皆さんチェックしてますよね?)。
 先日、メンバーの菅原梨央さんがミスヤングチャンピン2011に選ばれ、活動の幅も広がりそうなグループです。ま、私は米倉桃華さん推しですが、何か?

 どういう経路でかTIFの映像がアップされてます(カメラ1台ですが)。


 それ以上に、ちゃんとCDもインディーズながら全国流通していて、かなり要注目なのが愛媛県松山市を拠点とするグループアイドル「ひめキュンフルーツ缶」ですよ(ようやく本題)。

 まずは1曲。

 AKBなど現在の主流のアイドルソングサウンドに、歌詞はシッカリと乙女歌で、これぞ「真の王道」!。

 実はフルサイズPVが公式でYouTubeに上がっている地方拠点のアイドルとなると、今回名前を挙げてる中だと、ひめキュンだけなんですよね。ドロシーは「デモサヨナラ」のビデオがあるのに、何故かアップされてませんし。当然、ひめキュンさんは配信もされてますから、もう買うしかないでしょ。

 もうちょっとニューウェーブなものをお好みの貴兄にはこちらを。
 

 リフになっているシンセフレーズが面白くて私はこちらの方が好み。それから歌詞にユーモアがありながら、胸がキュンとしますな。
 
 そもそも彼女たちのプロジェストはジャパハリネットを手がけたプロデューサー伊賀千晃氏と脚本家、酒井直行氏という地元出身の完全にベテランのプロフェッショナルが地域活性化のために立ち上げたものだとのこと。酒井氏が「恋のプリズン」を初めほとんどの作詞を担当してます。
 今後も「恋のプリズン」クラスの歌詞の曲を発表し続けられたら、かなり面白いことになると思うんですよね。
 
 そもそも松山と言うと東京の住民からすると失礼ながら若干、マイナーな感じがするところもありますけど、近代文学史上では重要な都市だというのは常識ですよね!こちらの夏目漱石の名作の名を冠した文学賞も回を重ねて12回目まで続いてるんですね。

 こういう伝統=文化資本を使って、より高いレベルで展開して行っていただきたいなあ、と願います。

 ちなみに本ブログではヴィジュアル的なことは、あまり言いませんが…全体的にレベルが高くて、奥村真友里さんはMINTIAガールズ愛媛代表だよ。

 さてさて、ひめキュンはまだ東京公演をしたことがないんですが…なにやら今日明日中にも発表がありそうな気配が。要チェック!