ドロシーについて私が知っている二、三の事柄〜予告編

 昨年のアイドルポップを代表する一枚に東京女子流のアルバム『鼓動の秘密』を挙げる方は多いと思いますが、隠れた傑作はDOROTHY LITTLE HAPPY(ドロシーリトルハッピー)の『デモサヨナラ』だと言えるではないでしょうか。
 既に楽曲単位ではタイトル曲が第10回ハロプロ楽曲大賞2011のアイドル楽曲部門で二位を獲得していることからも判るように(そして前後は東京女子流の2曲)、コアなアイドルポップ愛好者からは高い評価を受けています。
 この仙台出身の5人組ダンス&ボーカルグループによるメジャーデビューミニアルバムが再編集されて、先ごろ1月11日に発売されました。
 この『デモサヨナラ2012』と題されたCDは既に今年を代表する記念碑的作品だと筆者は確信しています。もちろん音楽的な質の高さという相対的なところでは、これから様々な優れた作品が登場することは期待されますが、本作が持つ価値は絶対的なもので、だからこそ歴史に残るものです。
 これを聴かずにアイドルシーンを語っている人がいたらフェイクと認定して良い、とまで思うのですが、まあ、そこまで大上段に構えると聴く耳を持ってくれる方も少なくなると思いますので、今回は、その価値を自ずと認めざるを得なくなるだろう情報を幾つか提供することにしましょう。


 ということで…ドロシーのことになると思い入れが深いので、なかなか気軽に書けなくて、頭のところだけになってしまいましたが、あまり公式のインタビューとか宣材の資料を基にした記事などで触れられていない履歴など重要な情報をまとめておこうという趣旨です。

 注目されるきっかけになったTokyo Idol Festival 2012のステージ。
 昨日のライブはこれと比べると数段レベルアップしてますが、まあ、なかなか良い映像が無いので。

 では次回は本編の予定。