ドロシーの第二章を(凄くザックリだけど)総括するよ その2(FS30)

 ゆっくり行こうかと思ったら明日の仙台公演で「新曲」発表で第三章が始まっちゃう!思わぬスピードの展開です。でも本来、このぐらいの速さで良いんですよね。期待できる流れだと思います。ナミダよりもずっと速く!

 とは言え、この「新曲」と公式ツイッターでは発表されている曲。メンバーのブログでは「未発表曲」と表現されてたり…またまた色々と考えさせられますが、一旦、第二章の総括に話を戻しましょう。


 本当は、もう少し細かく書こうかと思いましたが急展開なので本当にザックリと。第二章は果たして成功したのか?
 これは、もう「どちらとも言えない」、というか決して「成功」とまでは行かなかった、というのが実際のところだと思います。かと言って、思いっきり失敗したかと言うと、動員的に明確には落ち込んではいないので、そうとも言えない、という微妙なところ。

 
 昨年夏の小ブレイク以降、「Life Goes On」という坂本サトルさんによる新曲が発表された後、このまま行くのかなと思っていたところ、いきなり新しいシングルがツキダタダシさんによる楽曲だと明らかになったとき、そして「Happy Days」を実際に聞いた時の違和感と言ったら、個人的にはかなりのものでした。
 ドロシーには坂本さんの曲以外にもB♭時代からのtaracoさんによる楽曲があったわけですが、この二者の曲のあいだには余り齟齬がないのに対して、ツキダさんの曲には非常に色合いの違いを感じたところです。それは坂本、taraco両氏の曲はAORやR&B周辺の曲調だったのに対して、いきなり流行の48系、ももクロの楽曲を手がけて来たツキダさんの「Jポップな」作風が混ざってきたのですから、この違和感を抱いた人は私以外にも沢山いました。
 もちろん、このへんの「最新」のアイドルソングに馴染みのある人たちには受け入れられた部分もあったのですが…かと言って、それが大きな効果を持っていたかというと目に見えるようなものは無かったように思います。


 何ゆえにツキダ楽曲にいきなり舵を切ったのか、このへん色々なことが憶測されますが、とりあえず、ここでは「大人の事情があったのだろうなあ」とのみ書いておきましょう(また別途、フォローするかも)。ツキダさんの楽曲よりもカップリングを担当した和田耕平さんの方が、同じポップな傾向でもライブで重要なパートを占めるようになったのは、最終的にドロシーというグループのスタイルにツキダさんの作風が完全には合致しなかったと言わざるを得ません。もちろん「Happy Days」にしても、メンバーさんたちは、かなり努力して咀嚼しているとは言えるのですが…。

 ともあれ第二章では結果、7曲レパートリーが増えたということは現実としてありますので、今回のライブでも本来はB♭の曲である「Hi So Jump!」と季節が合わない「冬の桜」は除くことができるという幅は生まれている。これは率直に大きなプラスと考えたいと思います。


 最後に「新曲」というか「未発表曲」についてYOSOUしておきましょう。実のところ「Life Goes On」制作時の坂本サトルさんのツイートによれば全部で3曲少なくてもデモ段階まで作っていたみたいなんですね。ということは残り2曲があるはず…まあ、坂本さん以外にも曲を発注していた可能性はあるので、一概には坂本楽曲であるということはできませんが、ここは期待を込めて坂本さんの曲にベット!


 でも最後に一言。

期待は失望の母である(大滝詠一