夏の終わりのハロとモーニング娘。その1(FS31)

 かなり無理のある駄洒落タイトルを思いついたのでハロプロ周辺の最近(って程でもないか)のもろもろについて、ちょっと書いておこうかと思います。


 最近、スマイレージ現場でMIXが発動されて、それに対して否定的な意見が出たところから論争的なやりとりがtwitter上で起こりました…というのを話の「トッカカリ」として。まあ「MIXぐらい良いじゃん。そんなルールがちがちの現場なんて面白くないよ。自由で良いでしょ」という意見もあるようですが、それなりに頷ける部分はありながらも、これってルールとかそういうことじゃないんですね。風習、作法としてのマナーの問題だと思うわけです。マナーって本来の意味そういうことですよ。英語使って曖昧にしてますけど。マナーっていうのは、文化的な作法の問題なわけです。ハロプロの現場というは、元々お作法的にMIXは嫌われてきた経緯があるようで、そういう習慣があるところで、他のお作法を持ち込まれたら反発されるのも当然のところ。それからMIX打つのと「自由」とは全く関係ないと思うんですよね。MIXも、また別の作法なわけです。AKB以前、主に受容されていたのは、濃いライブアイドル現場、言っちゃえば「地下」の作法だったわけです。元々は。それは、かつて栄華を誇ったハロプロの現場が受け入れるわけないと思うわけです。


 論争の流れでMIXの発案者の1人と言われていて、現在は札幌でJewel Kissというアイドルグループを運営する通称「園長」さんが「MIXは荒らし」と明言してますが、これは当然だよなあ、というのが一般的なライブ鑑賞の風習からすれば言えることでしょう。
 だって、虎も火も関係ない曲で「タイガー、ファイヤー」叫ぶわけですから(笑)。これが当たり前になってしまっているのは、それが風習になっている、あるコミュニティーの中で「制度」になっているから。全然、「自由」じゃないです。

 まあ、かといってハロプロファンの習慣が一般的なライブ鑑賞の「お作法」に抵触しないかというと全然、そんなこともないわけです(笑)。歌に被さるようなコールとか沢山、入りますし、視界さえぎるようなジャンプしまくりますから。私も10年前に安倍さんや松浦さんの観た時は、そこらへんの作法は肌に合わなかったような覚えがあります。最近、大分慣れてしまいましたが(笑)。
 ただコールとかジャンプは欲望のあり方が一般的な視点からも判りやすいところはあります。とにかく好きなメンバーにアピールしたいと。それからするとMIXは意味論的に(笑)、かなり高度なあり方をしてます。ま、簡単に言えば、この風習を知らない人にとっては、訳わからないことを集団で発狂して叫んでるようにしか聴こえない…。


 と前置きして、最近、私が参加したハロプロ関連の現場の感想を。って言っても、単独コンサートには行ってません。℃-uteBuono!は、ちょっと行きたかったんですけどね。観たのは最近、モーニング娘。以外が立て続けに出演した対バンのイベント。
 まずは℃-uteが参加した横丁祭。これは素晴らしかった!やっぱり℃は観ておかないと、と思いました。その後の単独公演行かなかったけど・・・。ただ、スマイレージが出演した仙台のドロシーリトルハッピーぱすぽ☆とのイベント。それからタワレコのイベントのBerryz工房が…私には楽しみきれなかったんですね。これは演者側の問題もあるんですが、今回は置いておいて、彼女らのファンの側の問題を先に。もちろん全員じゃないですよ。でも、まあイベントの観客の結構、多数を占めるわけです(℃については出演が決まるのは公演のかなり近いころだったので、それほど℃のファンが専有しませんでした)。そのまた何パーセントが…、まあ「マナー」悪いなあ、と感じざるを得ないところで。
 人数多いからガッツリ固まって場所取りしますし、かといってスマやベリ以外の出演者のところは余り興味ないので、ファン同士で話したり移動したり。まあ、これは邪推、妄想ですけど、そんな風にちゃんと観てないのに「やっぱハロプロが一番だよな!」という感じなんでしょうかねー。そういう人たちって、思ってしまうような行動。
 もちろん、ハロプロのファンは、そういう人たちだけじゃないですよ。でも、まあ、そういう人たちも相当数居る。なので、そういう感じだと、色んなアイドルさんを楽しみたい私などにとっては「ハロプロが絡むところは、こんな感じになっちゃうから嫌だなあ」とも思ってしまうんですよね。あまり細かいことは書きませんがタワレコのイベントの時にはハロのファン同士で悪い意味で「ワイルド」なこともありましたし(苦笑)。正直、これじゃ新しいファン作る妨げをファンがしてるよなー、って思ってしまうところが多々ありました。


 というところで続きます。