夏の終わりのハロとモーニング娘。その2(FS32)

 既に駄洒落タイトル(若干、判りやすくしました)を思いついたことで駆動したモチベーションが薄れつつありますが、デモヤルンダヨ。今回は対バンイベントでのハロのグループの「パフォーマンス」の方について行きましょうか。


 まずは℃-ute@横丁祭、これは圧巻の一言でした。「あれはやりすぎじゃないか」って声も挙がってましたが、いやいや手を抜く方が駄目じゃないですか。それも他の出演グループに触発されて、「これは頑張らなくちゃ」ってなって彼女たちのポテンシャルが100%発揮されたとのことで、責めることじゃないです。そもそも「他のアイドルのファンを自分たちのファンにしよう」という邪念は一切無かったと思うんですよね。ただ目の前の競い合いに勝ちたいだけで。セットリストも完全なヒット曲、代表曲集で、それだけでもチケット代の元取れました。


 さて、その後の仙台で観たスマイレージが個人的には、ちょっと消化不良で。まず私が、脱退した前田憂佳さんが結構、好きだったという前提をつけておいて、この後、バイアスがかかっているんだと考えていただいて結構です、と前置きしておいて行きますが…。
 もちろん所謂、パフォーマンスは良いです。それは楽しみました。でもですねスマイレージって、これは前田さんと小川さんがいた時からなんですが、「アイドル」の魅力としての「ギャップ」が少ないグループなんですね。全員かなりスキルが高いし、足りない部分は完全に消してカバーしあってました。これは、メジャーデビューした、みんなが中学生ぐらいの時は、まあ「キッズグループ」としては面白かったと思います。そこから成長していくところで、アイドルのフォーマットで行くのが難しかったような…と、今から思うと感じます。やっと「有頂天LOVE」のチャラい和ユーロのテイストで、アイドル的ギャップが出来たかなと思っていたところで、「ああいうこと」になりまして。
 新しい編成になってからライブを観たのは仙台が初だったんですが、そういうスキル主義的なのに過度なアイドル路線というところが更に悪い方に行ったような。ともかく言われたことは、ちゃんとコナせられる面子だとは思うんですね。でもギャップや「余り」がない。そこらへんを以前は前田さんが毎回違う駄洒落を言ったり、小川さんが食べ物ネタでバリエーションを出したりしてたと思うんですが、それも無くなって、仙台のイベントではZeppが閉まるというメモリアルがあったのに、それについては言及してなかったような記憶が…。一方では「今回のイベントに出てきたグループの中で私たちを一番好きになって」みたいな「戦国感」ありありのことを言うものですから…どうにも、楽しめず。
 この種の発言はBerryz工房の嗣永さんも、もうちょっと「あのキャラ」に寄せながらですがタワレコのイベントの方で言っていて、ちょっと「難しいなあ」と感じてしまうところでした。更に、この日のBerryzのセットリストが「???」なもので、シングル曲が余り無い「なんか、これってホーム向けなんじゃない?」というような内容。この時はスペシャルで℃-uteが登場してベリキューでの「超HAPPY SONG」サプライズ披露があって、その点はかなり終わり良ければ…だったんですが、まあ客席でファン同士が「超WILD」だったのも合いまって、本編はスマイレージ以上に楽しめなかったというのが正直なところでした。

 何と言うか℃-uteは対バン向きだけど、他はちょっとハロプロの色が強すぎるなあという感じだったんですよね…というを次回の前フリにしておきましょうか(ということで多分、まだ続きます)。